動体視力を鍛えるとバッティングが上達するか。
動体視力をアップさせるには、眼球の動きと瞬間的に見て、認識することが重要なので、上記のトレーニングなどを参考に、いろいろ工夫して取り組んでみてはいかがでしょうか。
とあるテレビ番組の実験で、小嶋よしおが実験していました。ピッチングマシーンで１６０ｋｍに挑戦するのですが、最初はかすりもしませんでした。
そして、１ヶ月の間、動体視力を向上させるための様々なトレーニングを行いました。
その結果どうなったか。
なんと１６０ｋｍを、当てたどころではなく、「センター返し」したのです。小嶋よしお曰く、「よく見える」と。
小嶋よしおは高校時代野球をしていたという下支えがあったことも要因の一つでしょうが、眼球運動に長けている人は速球にも目がついていくようです。
というのは、これもまたテレビで実験していたのですが、速読が得意な男女に１５０ｋｍのボールを打ってもらうという企画。野球の経験がないひとも混じっているなかで、何とみんな「打ち返す」までいかなくとも当てることが出来たのです。
実際、動体視力の強化に速読の上達を揚げる場合もあります。速読はスムーズな視点移動ができることから、視点移動の加速につながり動体視力の強化になるのです。
つまり「打撃力アップ・バッティング上達」と「動体視力トレーニングが有効」とが容易に結びつくのです。
また、イチローの動体視力がプロ野球選手の中でも並はずれているのは、動体視力と打撃に関するサイトを見れば、ほとんどが採り上げているエピソードです。
それでは、動体視力のトレーニングはどのような方法があるのでしょうか。
動体視力の良さは、「眼球の運動」や「瞬間的にものを見る力」など、さまざまな要素が関わります。
瞬間的にものを見る力」を鍛える方法
○特殊な眼鏡を利用したトレーニング
前述の小嶋よしおも特殊なメガネをかけてキャッチボールをしていました。そのメガネは、一定の間隔で一瞬だけ見えるという仕組みのものです。コンマ数秒間隔でとぎれとぎれで一瞬しかボールが見えないので、集中して一瞬でボールを認識し、その場所を判断する必要があるわけです。実際、慣れないうちはポロポロこぼしてました。
（この商品は市販で５５０００円で売ってました）
○パソコン・DS等のゲームソフトによるトレーニング
ただ、私たちはこれを容易に手に入れることが出来ません。が、インターネットで結構無料ゲームがあります。それも動体視力を測る、あるいはトレーニングすると銘打っているものです。
ただ、私たちはこれを容易に手に入れることが出来ません。が、インターネットで結構無料ゲームがあります。それも動体視力を測る、あるいはトレーニングすると銘打っているものです。
また、ニンテンドーDSの「眼力トレーニング」も侮れない商品です。
○ボールを利用したトレーニング
実際のボールを使ったトレーニングとしては、柔らかいボールでのキャッチボール。捕球側は初め目を閉じておき、投球側の手をボールが離れてから目を開けて摂る練習です。慣れるにしたがい、目を閉じる時間を延ばしていきます。
この他にも、ボールに数字を書いて投げたボールの文字を読み取る練習など、工夫次第でバリエーションを広げることができます。
○他のスポーツによるトレーニング
バドミントンのドライブラリーなど、近くで反射的に打ち合うことも、動体視力と反射神経の向上に役立ちます。
眼球の運動を鍛える方法
○両手を使ったトレーニング
お金をかけずにできる方法として、両手の親指を立てて、これを素早く交互に見る方法です。
まず左右の動きを鍛えるために、両手をまっすぐ前にのばして、頭は前を向いたまま、親指を立てた両手を左右に、視界の端まで広げます。この親指を交互に見るのです。
やってみると判りますが、思わず頭が動いてしまったり、眼球を動かす筋肉にビシビシ来ます。
前後の視力調節については、片手の親指をピントが合う一番手前に、もう一方をまっすぐ奥にして、交互に素早く見ます。
上下についても、頭は動かさず、視界の範囲内で両手を上下に広げ、あとは同様です。
動体視力をアップさせるには、眼球の動きと瞬間的に見て、認識することが重要なので、上記のトレーニングなどを参考に、いろいろ工夫して取り組んでみてはいかがでしょうか。
お金に糸目を付けないのであれば、特殊な眼鏡など動体視力を鍛えるトレーニンググッズが５万円前後で販売されています。
動体視力向上の取組とバッティング・打撃力向上の検証
小学５年生の野球部の息子がいますが、次のトレーニングにより効果を検証します。
〔動体視力トレーニングの内容〕
・ニンテンドーＤＳの眼力トレーニングソフト（中古 1580円）の実施（１０～１５分程度）
・ヘキサゴンボール（630円）によるワンバウンド捕球練習（数十回）
・両手親指（または簡易な目標物）を使った眼球運動（１分程度）
上記を毎日、１ヶ月間実施
追加事項
・ ゴムボールに数字を書いたものを用意（２，３，４，５，６，７）
これを近くから軽く投げ、偶数なら右手、奇数なら左手でキャッチさせるなど、
条件を変えたりしつつ実施（５～１０分程度）
〔効果の計測〕
・バッティングセンターでのヒッティング結果による
- トレーニング前（2011.2.12）
１２０km/h
２０球中 フェア ９（ヒット性 ２） ファール ８ 空振り・見逃し ３
実践モード（80、100、120km/hランダム）
２０球中 フェア １０（ヒット性 ４） ファール ４ 空振り・見逃し ６
イチローの動体視力伝説
・イチローは中学三年まで毎日バッティングセンターに通い、時速１４０km/hの球を打っていた。
・走る車のナンバーを見て、その数を足していた。
・１９９６年、イチローがいたオリックスの選手４１人の動体視力を調査。イチローは６８７点／８００点でトップの成績。
イチローは瞬間視能力特に優れているといわれている。８桁の数字を０．１秒だけ見せて答える検査で、７桁まで正解。（平均は４桁）
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